2016年11月8日火曜日

特別展「禅-心をかたちに-」


先日、東京国立博物館で開催中の臨済禅師1150年、白隠禅師250年遠諱記念特別展「禅-心をかたちに-」に参加して参りました。

臨済宗・黄檗宗15派の各本山や末寺、塔頭に伝わる高僧の肖像や仏像、絵画、工芸など多彩な美術品の展覧会で、日本における禅僧たちの足跡や禅宗の教えが日本文化に対して、果たしてきた役割が紹介されています。

会場内は一切の写真撮影、スマホ操作、鉛筆以外の使用禁止など、かなり多くの制約があり静寂な雰囲気でしたが、非常に大勢の方で美術品を見るのに人とぶつかるほどの盛況で、禅の人気を感じました。

興味深かったのは、戦国武将と禅僧との関わり。
戦国時代、織田信長、今川義元、武田信玄、伊達政宗など名立たる戦国武将のブレーンが禅僧であり、禅僧は武将に対して、禅の教えを説いたり、時に参謀として戦略の相談に乗ったりしたようです。武田信玄や上杉謙信、黒田官兵衛のように自ら出家した武将もいるわけで、禅の何に惹かれたのか、大変興味深いです。このテーマに関してリサーチし、近い将来のうちにブログで紹介したいと思います。

この特別展は、11月27日まで開催していますので、ご興味のある方、是非行ってみて下さいね!

会場内ショップで見つけたのがこちらの2冊。
・「ZEN 更新を続ける21世紀の禅」
日本の禅から世界のZENへ。
禅とZENを取り巻く伝播の背景や、アメリカ西海岸での最新のZENの実態が気になり購入。
距離的になかなか行けない場所ですが、いつか現地訪問して、直接熱を感じたいところです。
・「How to do ZAZEN」
修行僧のほとんどが外国人である岡山・曹源寺の住職、原田老師が坐禅の入門手ほどきを英訳したもの。
外国人に対して禅や坐禅をどのように伝えているのか気になり、また語学習得も兼ねて購入。
禅寺で唱えるお経を英語訳されてるのも非常に興味深いです。
曹源寺には、専門道場での修行を終えてから訪問できればと。

0 件のコメント:

コメントを投稿