2016年12月9日金曜日

卻瘟神呪クリア!


卻瘟神呪(ぎゃくおんじんしゅ)は、普段では唱える機会があまりないお経ですが、僧堂(修行道場)では毎日唱えます。
伝染病の魔除けのお経とのこと。

これで22巻全てクリア!

入門まで残り約3ヶ月。
残りのミッションは、2つ。
1.観音経(かんのんぎょう)を覚えること。
なんと経本26ページ。。。
後半部分の世尊偈(せそんげ)は覚えたので、残りは前半部分の18ページです。

2.無門関(むもんかん)を読破すること。
無門関とは、13世紀に中国の宋時代の禅僧、無門が収集した公案集のこと。
臨済宗では、僧堂での修行中に公案(こうあん)という修行僧が悟りを開くための、なぞなぞのような問題が出されます。
例えば「犬に仏性があるのか。」「両手で手を叩けば音が聞こえる。では片手だとどのような音がするか。」「400メートル先にあるロウソクの火を消してみなさい。」
という公案が与えられます。
禅のテキストである「無門関」「臨済録(りんざいろく)」「碧巌録(へきがんろく)」等から出題され、禅の悟りに導かれます。

9月からお経を真剣に覚え始めてちょうど3ヶ月。
ひとまず、最低限やるべきことはクリアできました。

2016年12月8日木曜日

懺悔文&三帰戒クリア!


臨済宗では、懺悔文(さんげもん)は、葬式の際に唱えるお経で、三帰戒(さんきかい)は、葬式と結婚式で唱えるお経。

まず懺悔文から。これまでに犯した罪や過ちをを懺悔し改める言葉です。
『我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう)』
私は、昔からたくさんの悪をなしてきました。

『皆由無始貪瞋癡(かいゆうむしとんじんち)』
果てしない過去の世から、欲望と怒りと愚かさによって、

『従身口意之所生(じゅうしんくいししょしょう)』
身の行いと、口にする言葉と、迷いの心から生じ、積み重ねてしまった悪です。

『一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)』
それらの全てを、私は今、懴悔いたします。

次に三帰戒。仏・法・僧に帰依することを誓います。
仏とは、仏様(悟りを開いた人)のこと。
法とは、仏様の教えのこと。
僧とは、仏様の教えを守り、修行・生活する人のこと。

残り1巻!

2016年12月7日水曜日

十仏名クリア!


十仏名(じゅぶつみょう)は、食事の時や、葬儀の際に唱えるお経です。
数字は”十”ですが、単に”10”ではなく”あらゆる”仏様という意味があります。

『清浄法身毘盧舎那仏(しんじんぱーしんびーるーしゃーのーふー)』
清らかでけがれのない毘盧舎那仏
※毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)とは、奈良の大仏で有名な仏様。
毘盧舎那とは、太陽の意味で、宇宙の中心から太陽のように照らし続けます。

『円満報身盧遮那仏(えんもんほうしんるーしゃーのーふー)』
欠点がなく完璧な毘盧舎那仏
※盧遮那仏(るしゃなぶつ)=毘盧舎那仏(びるしゃなぶつ)

『千百億化身釈迦牟尼仏(せんぱいかーしんしきゃむにーふー)』
千百億のたくさんの化身の代表である釈迦如来(=お釈迦様)

『当来下生弥勒尊仏(とうらいあーさんみーりんそんぶー)』
将来地上に下りて来られる弥勒仏
※弥勒仏(みろくぶつ)とは、仏となってこの世にくだり、衆生を救済するという仏様。

『十方三世一切諸仏(じーほうさんしーいーしいーしーぶー)」』
東・西・南・北・東南・南西・西北・北西の八方と上方・下方というあらゆる空間と、過去・現在・未来の時間のなかの全ての仏

『大聖文殊師利菩薩(だいしんぶんじーすーりーぶーさー)』
もっとも聖なる文殊菩薩
※文殊菩薩(もんじゅぼさつ)とは、智慧の菩薩とよばれ、「三人寄れば文殊の知恵」の”文殊”のこと。

『大行普賢菩薩(だいあんふーえんぶーさー)』
もっとも実践・修行を重んじられる普賢菩薩
※普賢菩薩(ふげんぼさつ)とは、あらゆる場所に現れて命あるものを救う慈悲を司る菩薩。

『大悲観世音菩薩(だいひーかんしーいんぶーさー)』
もっとも慈悲を重んじられる観世音菩薩
※観世音菩薩(=観音様)

『諸尊菩薩摩訶薩(しーそんぶーさーもーこーさー)』
諸々の尊き菩薩たち

『摩訶般若波羅蜜(もーこーほーじゃーほーろーみ)』
偉大なる究極の智慧

残り3巻!

2016年12月3日土曜日

三匙偈クリア!


三匙偈(さんしげ)も、粥座(朝食)、斎座(昼食)の時に唱えるお経。

『一口為断一切悪 (いっくいだんいっさいあく)』
1口目は全ての悪を断つ為に。

『ニ口為修一切善 (にくいしゅいっさいぜん)』
2口目は全ての善を修める為に。

『三口為度諸衆生 (さんくいどしょしゅじょう)』
3口目は生きとし生ける物を救う為に。

『皆共成仏道 (かいぐじょうぶつどう)』
皆、共に仏道を成就する為に。

残り4巻!