2018年9月4日火曜日

雲水日記6

入門20日目。道場に高橋一生がやって来た。

4月12日
今日で掛搭してちょうど20日。これをあと18回以上も繰り返すのか...。
まだまだ先は長いけど、新しいことを覚える最初の3ヶ月を乗り切れば楽になる、と先輩が口を揃えて言われるからそれを信じてあと約2ヶ月頑張ろう!

今日は晩課が終わった直後、何やら背後に気配を感じ、振り向くと10名くらいの人だかりが出来ていた。よくよく見ると高橋一生やないか!僕が好きなN●●のK族にK杯やないかい。
「突然すみません。高橋一生と申しますが、N●●のK族にK杯の取材で参りまして、お話お伺いしても宜しいでしょうか。」とすごく物腰低く丁寧な口調で言われた。
雲水は表情に出して笑うことや驚くこと、冗談を言うこと、世間話をすることはNGなので、「入門する前、直虎見てました。」「頑張って下さい。」とか伝えたかったけど我慢して、無表情で「少しお待ち下さい」とだけ伝えて、知客さんに繋いだ。
知客さんは長年道場にいる人で高橋一生のことを知らないらしく、老師も不在だったため、取材を断ってしまった。もったいないことをしたなぁ。。。
毎日辛い日が続くけど、たまにはご褒美がある。今度、家族に自慢しよう。

【雲水用語】
晩課(ばんか):15時頃から唱えるお経
知客(しか):雲水の責任者