”白隠禅師坐禅和讃”という日本語になっていて他のお経よりは覚えやすいはずなのですが、
予定よりも時間がかかり、10日ほどかかってしまいました。
「白隠禅師」とは江戸時代の禅僧、白隠慧鶴(はくいん えかく)のことで、
「坐禅和讃」とは漢文表記であった坐禅の本質・目的を日本語で解説したもので、民衆にも分かりやすく説いたもの。
例えば、衆生本来仏なり(私たちも本当は仏である)、それ摩訶えんの禅定は称歎するに余りあり(心を落ち着かせることは私たちにとって大きな支えになる)、無念の念を念としてうたうも舞うも法の声(こだわらずに心おだやかに毎日を過ごす行いが周りの人を救う)などです。
白隠禅師は偉大な禅僧で、「臨済宗の中興(ちゅうこう)の祖」と言われています。
江戸時代に幕府がつくった檀家制度によって僧たちは布教や修行をしなくなってしまいました。
そんな中、白隠禅師は人々に教えを説き、弟子を多く育て、型にはまって分かりづらかった禅(坐禅や公案など)を分かりやすく示し、日本中に広められました。
奇しくもこの秋に白隠禅師250年遠諱記念の展示会があります。
「禅 心をかたちに」@東京国立博物館 2016年10月18日~11月27日
http://rinnou.net/rinzai1150/exhibition/tohaku-ivent.html
これは見に行くしかありませんな!
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