岐阜に帰ってもうすぐで4ヶ月が経ちます。
まずは守破離の「守」ということで、師匠による指導の下、作務(さむ:掃除など)、勤行(ごんぎょう:読経や坐禅など)、学問など修行を通じて仏教や禅と向き合ってきました。
まだ修行道場の経験がないため、葬儀や法要の勤めは出来ないこともあり、僧侶として表に立つことはありませんでしたが、遂にデビューです。
毎年8月に「施餓鬼会(せがきえ)」という檀家の方々が80~100名ほど集まる寺の行事があるのですが、施餓鬼会でお勤めさせて頂くことになりました。
ちなみに、餓鬼とは、生前の悪行によって成仏していない霊や魂の事を言い、常に飢えと乾きに苦しんでいる者を指します。施餓鬼とは、そういう者たちにも食べ物や飲み物などの供物を施すことで餓鬼の供養を行う法要行事です。
私の担当は、開会時の太鼓と、読経時の木魚。
叩くだけか、と最初は思いましたが、その叩くだけがなかなか上手くいかないものです。。。
上達するためにはとにかく経験!
太鼓と木魚は、新人や若手の仕事。
社会人経験でいうと10年という中堅ですが、僧侶では1年生。
小学校・中学校・高校・大学・社会人・大学院など、過去全てそうでしたが、期待と不安が入り混じって常にそのバランスが揺れ動く1年生の時期が好きです。
今もそう。きっと未知の世界が好奇心をそそるのでしょうね。
まずは施餓鬼会で与えられた役割を完璧にこなすこと!
残り3週間、、、。
0 件のコメント:
コメントを投稿