2016年11月19日土曜日

舎利礼文クリア!


舎利礼文(しゃりらいもん)。
このお経は、お釈迦様の遺骨(=舎利)に対して、礼敬の意を述べています。
枕経、葬儀、火葬場で唱えられます。
※枕経とは、亡くなられてからまず最初に行われる仏教儀式。故人の枕元でお経を唱えることから枕経と呼ばれます。

余談ですが、寿司屋でいうお米の「シャリ」は、色や形が火葬後の遺骨(=舎利)に似ていることから名付けられたようです。

意味としては、
一心に、あらゆる功徳を具えている釈迦如来に敬意をもって礼拝いたします。
我々が礼拝して敬えば、仏は我々の中に入り、我々は仏の中に入って、仏と一体になるのです。
そして、仏と心が通い合うために、我々は悟りを得るのです。
仏は人々に利益を与え、他者に対する慈悲(思いやり)を持ち、煩悩のない最高の悟りに到達します。
ですから、我々は今まさに礼拝するのです。

お経の意味がわかると、なぜその場面や時期に唱えるのか、が納得できますね。

残り6巻!

2016年11月15日火曜日

喫粥偈&喫斎偈&生飯偈クリア!


禅宗では、朝食のことを粥座(しゅくざ)と言います。お粥を頂くからです。
昼食のことを斎座(さいざ)と言います。清浄な食事という意味です。

まず、喫粥偈(きっしゅくげ)から。
『粥有十利(しゅうゆうじゅうりー)、饒益行人(にょういあんじん)、果報無辺(こほうぶへん)、究竟常楽(きゅうきんじょうらー)』

その意味は、お粥には10の利があって、修行者の役に立つ。その果報はきわまりなく、常に安楽となる。
ちなみに十利とは、
1:色 → 顔色を良くする
2:力 → 力がみなぎる
3:寿 → 寿命を延ばす
4:楽 → 食べ過ぎても苦しくならない
5:詞清弁 → 言葉が爽やかになる
6:宿食除 → 便秘にならない
7:風除 → 風邪をひかない
8:飢消 → 空腹を満たす
9:渇消 → 喉の渇きが消える
10:調適 → お腹の調子が良くなる

すなわち、血色を良くし、力を与え、寿命を延ばし、苦痛をなくし、言葉がはっきりし、胸のつかえが消え、風邪が治り、空腹が癒え、のどの渇きがなくなり、お通じがよくなるということ。


続いて、喫斎偈(きっさいげ)。
『三徳六味(さんてーるーみー)、施仏及僧(しぶきゅうずん)、法界有情(ほかいゆうじん)、普同供養(ふずんきゅんにょう)』

三徳とは「軽くあっさり」「清潔でさっぱり」「正しい手順で丁寧に」の三つ徳。
六味とは「淡い」「塩辛い」「辛い」「余り」「酸い」「苦い」の六つの味。

この意味は、御飯には三つの徳と六つの味つけがある。それを仏及び修行僧に施し、全ての世界に生きる者に、ひろく供養すること。


最後に生飯偈(さばげ)
『汝等鬼神衆(じてんきじんしゅう)、我今施汝供(ごきんすじきゅう)、此食遍十方(すじへんじほう)、一切鬼神共(いしいきじんきゅう)』

生飯というのは、餓鬼への施し。
お盆で読むお経『甘露門(施餓鬼)』の中に出てくる一節で、食事の際にも、この生飯偈を唱えます。
禅僧は、食事の際には必ずこの偈を唱えながら、自分のお椀に盛られたごはんをひとつまみ、鬼神・餓鬼・衆生へのお供えとして差し出します。

これで11巻クリア。
ちなみにお経は1巻、2巻、、、と数えるようです。
昔は、巻物になっていたことが由来とか。
残り7巻!

2016年11月10日木曜日

「山奥の禅寺でプチ修行」全3回終了!


11/10(木)に第3回目の「山奥の禅寺でプチ修行」という坐禅と写経のイベントを開催し、今回は5組9名のご参加。嬉しかったのは、地元から3名の方が、少しでも地域の賑わいになれば、と応援に駆けつけて頂けたこと。
外は4度と冬の訪れを感じる気温でしたが、今回も参加者に恵まれて会場内は非常に暖かい雰囲気でした(^^)

さて、9月から始まった全3回のイベントが無事終了しました。
私にとっても初めてのチャレンジで最初はすごく不安でしたが、予想以上に大勢の方に参加して頂き、何よりも喜んで頂けたことが本当に良かった!
人を受け入れるということはすごく気を遣いますし、エネルギーを消費しますが、3回とも心地よい疲れがまた快感でした。

全3回の参加者は26名。
結果は以下の通りです。

満足度:平均4.8
喜んで頂けて本当に良かった!
価格:平均4.2
お住まい地域による金銭感覚の違いがあるようです。
市街地に住む方は”お得”、近隣に住む方は”ちょうどよい”、と答えられる傾向がありました。


70代の方はほとんどが地元の方です。働き世代の方にも大勢ご参加頂けて良かったです!
圧倒的に女性が多かったです。男性はご夫婦やカップルで、一緒について来られた方がほとんどでした。
岐阜が一番が多く、次に近隣の関や郡上でした。
目安として1時間圏内。どうしても参加したい企画には2時間圏内、といった傾向があるような気がしました。

反省点も多々ありますが、自分自身もっと勉強して、次回は更に良い企画に磨き上げていきたいと思います。参加者、特に地元の方々から、”是非続けていってもらいたい。””檀家として地元としてすごく嬉しい。”という声を頂戴しました。
そのような声もあって、この3回のイベントを通じて、私にとって新たな目標ができました。
それは、”毎月1回は禅や仏教に関わる何かしらのイベントを開催して、人が集まるお寺にすること”です。

ご参加頂いた参加者の皆様、特に集客でサポート頂いたNPO法人ORGANの皆様、本当にありがとうございました!!

2016年11月8日火曜日

特別展「禅-心をかたちに-」


先日、東京国立博物館で開催中の臨済禅師1150年、白隠禅師250年遠諱記念特別展「禅-心をかたちに-」に参加して参りました。

臨済宗・黄檗宗15派の各本山や末寺、塔頭に伝わる高僧の肖像や仏像、絵画、工芸など多彩な美術品の展覧会で、日本における禅僧たちの足跡や禅宗の教えが日本文化に対して、果たしてきた役割が紹介されています。

会場内は一切の写真撮影、スマホ操作、鉛筆以外の使用禁止など、かなり多くの制約があり静寂な雰囲気でしたが、非常に大勢の方で美術品を見るのに人とぶつかるほどの盛況で、禅の人気を感じました。

興味深かったのは、戦国武将と禅僧との関わり。
戦国時代、織田信長、今川義元、武田信玄、伊達政宗など名立たる戦国武将のブレーンが禅僧であり、禅僧は武将に対して、禅の教えを説いたり、時に参謀として戦略の相談に乗ったりしたようです。武田信玄や上杉謙信、黒田官兵衛のように自ら出家した武将もいるわけで、禅の何に惹かれたのか、大変興味深いです。このテーマに関してリサーチし、近い将来のうちにブログで紹介したいと思います。

この特別展は、11月27日まで開催していますので、ご興味のある方、是非行ってみて下さいね!

会場内ショップで見つけたのがこちらの2冊。
・「ZEN 更新を続ける21世紀の禅」
日本の禅から世界のZENへ。
禅とZENを取り巻く伝播の背景や、アメリカ西海岸での最新のZENの実態が気になり購入。
距離的になかなか行けない場所ですが、いつか現地訪問して、直接熱を感じたいところです。
・「How to do ZAZEN」
修行僧のほとんどが外国人である岡山・曹源寺の住職、原田老師が坐禅の入門手ほどきを英訳したもの。
外国人に対して禅や坐禅をどのように伝えているのか気になり、また語学習得も兼ねて購入。
禅寺で唱えるお経を英語訳されてるのも非常に興味深いです。
曹源寺には、専門道場での修行を終えてから訪問できればと。

2016年10月16日日曜日

世尊偈クリア!


世尊偈(せそんげ)とは、観音経の後半部分のこと。
「世尊妙相具(せそんみょうそうぐー)」と唱え始め、偈(詩)で書かれているため、世尊偈と呼ばれています。

世尊偈は経本だと8ページ分の長さですが、今回は覚えるのに2週間かかりました。。。
今までとは違ってなぜか記憶が定着せず、覚えたと思ったら覚えた箇所を忘れてしまうのを繰り返し、苦労しました。

では、内容に触れたいと思います。
観音経は、今を生きる人に大切な教えを説いてくれるお経だと思います。

観世音菩薩(=観音様)が、私たちが人生で遭遇するあらゆる苦難に際し、観世音菩薩の偉大なる慈悲の力を信じ、その名前を唱えれば、必ず観音様がその音を聞いて救ってくれる。
そして自らが観音様になり、慈悲をもって困っている人を助けしなさい、というのが観音経の教えです。

あらすじは、無盡意菩薩(むじんにぼさつ)という菩薩が、お釈迦様に「どういうわけで観世音菩薩は”観世音菩薩”という名前がつけられているのでしょうか。」と質問し、その質問に対して、お釈迦様が回答します。

その回答とは、観世音菩薩は、多くの苦しんでいる人の事情や境遇に合うように三十三身に変化して救ってきました。
つまり、世の音を観ずる(知る、察する)という意味で、観世音と名付けられたのです。

その後にどんな功徳があるのか具体的に挙げられます。
わかりやすいものをいくつか紹介します。
・悪鬼や毒蛇に出遭っても、かの観世音菩薩の力を念じるならば、害されることはないであろう。
・悪獣に取り囲まれて鋭い爪や牙などで迫ってきても、かの観世音菩薩の力を念じるならば、たちまち遠方に行ってしまうであろう。
・トカゲ、蛇、マムシ、さそりのような毒虫が毒を出し迫ってきても、かの観世音菩薩の力を念じるならば、その声にしたがって逃げ去っていくであろう。
・雷が太鼓のように鳴り響くとか、稲妻が光るとか、ひょうが降ってくるときでも、かの観世音菩薩の力を念じるならば、たちまち静まって害をうけることはないであろう。
・大勢の人びとが色々な困難に遭い、はかりしれない苦しみが身に迫ってきた時、観世音菩薩の最も優れた不思議な智慧の力によって、大勢の人を世間の苦しみから救っているのである。
・観世音菩薩は色々な悪趣におもむき、地獄、餓鬼、畜生、生老病死の様々な苦しみを次々救っていくであろう。

そして最後は、
お釈迦様が観世音菩薩のお話をされた時に、その場にいた八万四千人の人々は皆、最高の悟りを求め、それに向かうと決心したところで、終わりです。

観音経は世間に伝えていきたいお経の一つです。
お経の意味がわかると、仏教やお寺がもっと身近な存在になるのではないかと。
お寺でお経解説の講座をしてもよし、お経クイズやお経アプリをつくってもよし。
できそうなことがたくさんありますからね。

これで8つクリア。
ようやく折り返し地点です!

2016年10月12日水曜日

「山奥の禅寺でプチ修行」2回目終了!

9月に続き、10/12(水)に「山奥の禅寺でプチ修行」という坐禅と写経のイベントを開催しました。
平日開催だけど、本当に参加してくれる人はいるのかな、、、と心配していましたが、
平日の方が参加しやすい方もいらっしゃるようで、今回は7組11名の初の満員御礼。

前回も岐阜市と一宮市と遠方からでしたが、ありがたいことに今回も愛知県三河地方や岐阜県西濃地方のような片道1時間半や2時間以上かかる遠方からお越しの方もいらっしゃいました。
アクセスが悪くてもコンテンツ次第なのだと改めて実感。

禅や写経など非日常体験に興味がある方や、以前に上之保にある小学校の先生をされていた方、菩提寺以外のお寺に興味がある方、ご近所の方がお越しになられました。
参加者曰く、岐阜県内では、坐禅や写経などの体験がしたくてもできるお寺が少ないようです。
定期的に仏教や禅に触れられるお寺が増えるといいですよね。

さて、前回の反省点を踏まえ、終了時間がオーバーしないように、読経を2回、坐禅を15分×1回に、前回とは少し内容を変更。

<内容>
・自己紹介
・般若心経クイズ
・読経(般若心経)×2回
・坐禅 15分×1回
・写経(般若心経)
・おやつタイム(ゆずのパウンドケーキ)
・振り返り
・境内散策(希望者のみ)




参加者の方からはすごく喜んで頂けたみたいで良かったのですが、やはり全体で2時間はオーバーしてしまう。。。
最初から所要時間が2時間半とした方が良いかもしれない。
やってみて分かることがたくさんあります。今回もたくさんのことを学ばせて頂きました。

次回の11月は最終回。
次回はどんなご縁があるのか、楽しみにしてお待ちしております(^^)

2016年10月1日土曜日

仏頂尊勝陀羅尼クリア!


”仏頂尊勝陀羅尼(ぶちんそんしんどろに)”は、病悩消滅・長寿安楽・厄難除去の功徳があるとされている陀羅尼(呪文)です。

仏頂とは、仏様の頭のこと。
仏様の頭は独特な形をしています。頭のてっぺんが盛り上がり、大きなぽっちがあります。
それが仏様の証拠ということになり、いつのまにか仏様の頭頂部分を信仰する仏頂崇拝が生まれ、頭頂部分だけが仏様になった仏頂尊が誕生しました。
この仏頂尊の力を持つのが、仏頂尊勝陀羅尼ということになります。

日本で一般に良く知られたものであったことは、
この陀羅尼によって、百鬼夜行から救われたという話が「今昔物語」に書いてあります。

「今昔物語」には、藤原常行(平安時代の貴族)が百鬼夜行(鬼や妖怪が夜に列をなして歩き回ること)に出会った際に、仏頂尊勝陀羅尼を写経したものを身につけていたために、鬼に食べられずにすんだというエピソードが残っています。
京都の「東寺」に、仏頂尊勝陀羅尼が刻まれた石碑が残っているようですので、いつか見に行きたいものです!

先日紹介した”大悲呪”と同様に、陀羅尼です。
陀羅尼は漢文に翻訳せず、原文のサンスクリット語をそのまま唱えるため、意味が全く分からず、覚えるのにかなり苦労しましたが、今回は5日でクリア!
お経を覚えるコツを少し掴めたような気がしています。

自己流ですが、お経の覚え方をちらっとご紹介します。
例えば、

「びしゅだやー ぼだやー ばぎゃばてい」
⇒電話機を押すイメージで、(頭文字が)”ピポパ”

「はらだー ◯◯ そばはんばー 」
⇒原田さんが蕎麦を作っている。

「あゆさんだらにー ◯◯ うしゅにしゃ」
⇒鮎が鵜に食べられる。

「ただだぼだー くち はりびしゅてい」
⇒ぼた餅を口から食べる。

文字にしてみると、かなりふざけているようですが、極めて真剣です(笑)
パーツパーツに関連性をもたせると高い確率で定着します。
お経以外にも応用できそうなので、オススメです。

次はいよいよ観音経!
なんと経本26ページに渡る長編です!!
果たして、いつになったら覚えられるのやら。